さし‐よ・る【差し寄る】
[動ラ四]近寄る。「—・らむ磯の崎々漕ぎ泊(は)てむ」〈万・四二四五〉
さだ‐す・ぐ【時過ぐ】
[動ガ上二] 1 時機を失する。「沖つ波辺波の来寄る左太の浦のこの—・ぎて後恋ひむかも」〈万・二七三二〉 2 盛りの年齢を過ぎる。「いと—・ぎ、ふるぶるしき人の」〈枕・八三〉
さるざとう【猿座頭】
狂言。勾当(こうとう)が妻と花見をしていると、猿引きが、勾当の目が不自由なのにつけこんで妻に言い寄る。勾当は妻を帯で結びつけるが、猿引きは猿と結び替えて妻を連れて逃げる。
しか・む【顰む】
[動マ四]顔や額などにしわが寄る。「—・みたる顔付を見るに及びては」〈鴎外訳・即興詩人〉 [動マ下二]「しかめる」の文語形。
したい‐よ・る【慕い寄る】
[動ラ五(四)]そばにいたいと思って近くに行く。慕って近寄る。「先生に—・る弟子は多い」「美しさにひかれて—・る」
しら【白】
[名] 1 他の語の上に付いて複合語をつくる。 ㋐白色である意を表す。「—雲」「—菊」 ㋑色や味などを加えていない、生地のままである意を表す。「—木」「—焼き」 ㋒純粋である意を表す。「—真剣...
しわ【皺/皴】
1 皮膚や紙・布などの表面にできる細い筋目。「目じりに—が寄る」「ズボンが—になる」 2 水面にできるさざなみ。「波の—」
しわ‐だ・つ【皺立つ】
[動タ五(四)]しわが寄る。しわばむ。「—・った手」 [動タ下二]「しわだてる」の文語形。
しわ・む【皺む】
[動マ五(四)]しわが寄る。しわができる。「顔ガ—・ム」〈和英語林集成〉 [動マ下二]「しわめる」の文語形。
すが・む【眇む】
[動マ四]片目が細くなる。また、ひとみが片寄る。「忠盛目の—・まれたりければ」〈平家・一〉 [動マ下二]「すがめる」の文語形。