
1 他の語の上に付いて複合語をつくる。
㋐白色である意を表す。「―雲」「―菊」
㋑色や味などを加えていない、生地のままである意を表す。「―木」「―焼き」
㋒純粋である意を表す。「―真剣」
㋓うまくごまかしたり、とぼけたりする意を表す。「―とぼけ」
2 知らないこと。無関係であること。「―を言う」
3 善良を装っている無頼の徒。
「折から向ふへ万八が、―ども引き連れ走り寄る」〈浄・河原達引〉
1 作り飾らないこと。また、そのさま。
「はたらきのねえ生まれつきで、三文の工面もむづかしうござりやすと、―でいふ方がいい」〈洒・二筋道〉
2 まじめで正直なこと。また、その人やそのさま。
「―な事をいうて悦ばす仕掛けを工夫せらるべし」〈浮・禁短気・五〉