よせ‐だいこ【寄(せ)太鼓】
1 攻め寄せる合図に打ち鳴らす太鼓。せめだいこ。 2 興行などで、客寄せのために打つ太鼓。
よせ‐つぎ【寄(せ)接ぎ】
「呼び接ぎ」に同じ。
よせ‐つ・ける【寄(せ)付ける】
[動カ下一][文]よせつ・く[カ下二]近くへ来させる。近寄らせる。寄りつかせる。「彼には人を—・けない厳しさがある」
よせ‐づな【寄せ綱】
物を引き寄せるための綱。「多胡(たご)の嶺(ね)に—延(は)へて寄すれどもあにくやしづしその顔よきに」〈万・三四一一〉
よせ‐て【寄(せ)手】
攻め寄せる側の軍勢。
よせ‐な【寄(せ)菜】
青寄せのこと。
よせ‐なべ【寄(せ)鍋】
鍋料理の一。魚・貝・鳥肉や野菜・キノコなどを取り合わせ、だし汁で煮ながら食べるもの。《季 冬》「—や東海の鮮灘(なだ)の醇(じゅん)/風生」
よせ‐なみ【寄(せ)波】
打ち寄せてくる波。⇔引き波。
よせ‐ば【寄(せ)場】
1 人が寄り集まる場所。また、寄せ集めておく場所。→寄り場 2 「人足寄場」の略。 3 「寄席(よせ)」に同じ。
よせ‐ばし【寄せばし】
「寄せ柱」に同じ。「—掘りたてて、身をはたらかさぬやうにはりつけて」〈宇治拾遺・二〉