よ‐ごも・る【世籠もる】
[動ラ四] 1 年が若く、将来性に富む。「少し—・りたる程にて、深山隠れには心苦しく見え給ふ人の御上を」〈源・総角〉 2 まだ世間を知らないでいる。「いまだ—・りておはしける時」〈大鏡・陽成〉
よしだ‐にくしゅ【吉田肉腫】
シロネズミの腹水腫瘍(しゅよう)の一種。腫瘍細胞が腹水中で個々に遊離した状態で増殖し、他の個体に移殖が可能。累代移植され、抗癌(こうがん)剤開発などの実験に広く用いられる。昭和18年(1943)...
よしだ‐の‐ひまつり【吉田の火祭】
山梨県富士吉田市の浅間神社と諏訪(すわ)神社で、8月26・27日に行われる祭礼。富士山をかたどった御影(みかげ)と呼ばれる御輿(みこし)が渡御(とぎょ)したのち、沿道に立てられた大松明(たいまつ...
よしの‐やま【吉野山】
奈良県中部、大峰山脈北端の尾根の称。南朝の所在地で史跡に富み、また金峰山寺(きんぶせんじ)(蔵王堂)があり、修験道の根拠地。桜の名所で、平安中期から寄進により植えられた。平成16年(2004)「...
よしわら【吉原】
静岡県富士市南東部の地名。旧吉原市。江戸時代は東海道五十三次の宿駅。製紙・パルプ業などが行われる。 江戸の遊郭。現在の東京都台東区浅草北部にあった。元和3年(1617)それまで市中各所に散在...
よしわら‐すずめ【吉原雀】
吉原の遊郭にしばしば出入りして、その内情に通じている人。 歌舞伎舞踊。長唄。本名題「教草(おしえぐさ)吉原雀」。初世桜田治助作詞、富士田吉治・杵屋作十郎作曲。明和5年(1768)江戸市村座初...
よそい【装い/粧い】
[名](スル) 1 身なりを整えたり、身を飾ったりすること。また、その装束や装飾。「農家の婦人の—したる媼ありて」〈鴎外訳・即興詩人〉 「何ばかりの御—なく、うちやつして」〈源・花散里〉 2 ...
よそい‐の‐かた【装図】
江戸後期の文法図表。富士谷成章(ふじたになりあきら)著の文法書「脚結抄(あゆいしょう)」の中にある装(よそい)に関する活用表。
世(よ)は回(まわ)り持(も)ち
貴賤貧富の運命は、かわるがわる誰にも巡ってくるものだ。天下は回り持ち。
よめがかさ‐がい【嫁笠貝】
ツタノハガイ科の巻き貝。潮間帯の岩礁に群生。貝殻は笠形で、殻径4センチくらい。殻表には不規則な放射肋(ろく)があり、色は変異に富み、灰褐色の斑が入る。食用。よめのさら。