まる‐ね【丸寝】
[名](スル)《「まろね」の音変化》衣服を着たままで寝ること。「気づかれのした若い寡婦のようにしだらなく—している」〈有島・星座〉
まろ‐ね【丸寝】
「まるね」に同じ。「我妹子(わぎもこ)し我(あ)を偲(しの)ふらし草枕旅の—に下紐(したびも)解けぬ」〈万・三一四五〉
やす‐い【安寝】
安らかに眠ること。安眠。「まなかひにもとなかかりて—しなさぬ」〈万・八〇二〉
よ‐い【夜寝】
夜、寝ること。夜のねむり。「春なればうべも咲きたる梅の花君を思ふと—も寝なくに」〈万・八三一〉
よい‐ね【宵寝】
[名](スル) 1 夜早くから寝ること。 2 宵のうちに少し寝ること。「夜間勤務なので—しておく」
よこ‐ね【横寝】
[名](スル)横になって寝ること。横臥(おうが)。「—している男の顔は」〈康成・雪国〉
よもぎ‐の‐まろね【蓬の丸寝】
荒れた宿にごろ寝をすること。「かかる—にならひ給はぬ心地も」〈源・東屋〉
らく‐ね【楽寝】
[名](スル)のんびりと気楽に寝ること。のびのびと寝ること。「—をむさぼる」
わび‐ね【侘び寝】
わびしい思いで寝ること。