まじ‐まじ
[副](スル) 1 目を離さないで一心に見つめるさま。じっと。「我が子の寝顔を—と見つめる」 2 なかなか寝つけずにいるさま。また、寝つけないまま、しきりにまばたきをするさま。「目は冴えて、—し...
まじり‐まじり
[副] 1 「まじまじ1」に同じ。「—(と)見入る」 2 「まじまじ3」に同じ。「潮合を失い、—思慮の無い顔をして」〈二葉亭・浮雲〉 3 「まじまじ2」に同じ。「馬屋の隅に…寝させて置きましたれ...
ませい
《丁寧の助動詞「ます」の命令形》 1 尊敬の意を伴い、控え目な命令を表す。「さあお輿に召しませい」〈浄・丹波与作〉 2 尊大の意を伴った命令を表す。「泊りの衆は寝ませい」〈浄・曽根崎〉
まそ‐むら【真麻群】
麻の密生した所。「上野(かみつけの)安蘇(あそ)の—かき抱(むだ)き寝(ぬ)れど飽かぬをあどか我(あ)がせむ」〈万・三四〇四〉
まつ‐が‐ね【松が根】
松の木の根。「大伴(おほとも)の高師(たかし)の浜の—を枕き寝(ぬ)れど家し偲(しの)はゆ」〈万・六六〉
まつ‐むし【松虫】
1 直翅(ちょくし)目マツムシ科の昆虫。コオロギ類の一種。体長2センチくらい、淡褐色で、触角が長い。雌は錐(きり)状の長い産卵管をもつ。雄は発音器のある幅広い翅(はね)をもち、ススキなどの根際で...
まど‐の‐うち【窓の中】
1 女がまだ若く深窓の中に養われていること。また、窓から離れた奥深い部屋。「生ひ先こもれる—なる程は」〈源・帚木〉 2 部屋の内側。「光明院の—に、寝るともなく覚むるともなく」〈風流志道軒伝〉
ま‐どろ・む【微睡む】
[動マ五(四)] 1 少しの間うとうとする。「しばし—・む」 2 眠る。寝入る。「まだ夜深さうな程に、—・まう」〈虎明狂・鍋八撥〉
ま‐な‐こ【眼】
《「目(ま)の子」の意》 1 目。目玉。「どんぐり—」「寝ぼけ—」 2 物事の本質などを見通す力。「小説に勧懲の徳なきにあらで、読者に読書の—なきのみ」〈逍遥・小説神髄〉 3 黒目(くろめ)。「...
まなご‐つち【真砂地】
こまかい砂の土地。砂地。まなごじ。「紫の名高(なたか)の浦の—袖のみ触れて寝ずかなりなむ」〈万・一三九二〉