との‐ごも・る【殿隠る】
[動ラ四] 1 《殯(もがり)の宮にこもる意から》「死ぬ」の尊敬語。おかくれになる。崩御する。「大殿を仕へ奉りて—・り隠りいませば」〈万・三三二六〉 2 《寝殿にこもる意から》「寝る」の尊敬語。...
飛(と)び立(た)つばかり
1 うれしくておどりあがるほどであるさま。「—に喜ぶ」 2 遠方のことを、飛んで行きたいほど懐かしく思うさま。「—思ひ寝の」〈仮・恨の介・下〉
とも‐ね【共寝】
[名](スル)一つの寝床に一緒に寝ること。同衾(どうきん)。
とら‐が‐あめ【虎が雨】
陰暦5月28日に降る雨。この日曽我祐成が斬り死にし、それを悲しんだ愛人の虎御前(とらごぜん)の涙が雨となったといわれる。曽我の雨。虎が涙。《季 夏》「寝白粉香にたちにけり—/草城」
とろ‐め・く【蕩めく】
[動カ四] 1 眠けを催して、とろとろする。うとうとする。「かく—・きて寝(い)をのみ寝給ふは」〈今昔・四・三一〉 2 うっとりする。恍惚(こうこつ)となる。「扇の蔭で目を—・かす」〈閑吟集〉
どう‐きん【同衾】
[名](スル)一つの夜具に一緒に寝ること。男女関係についていうことが多い。ともね。「彼女と—して居たら」〈荷風・あめりか物語〉
どう‐しょう【同床】
[名](スル)同じ寝床に寝ること。同衾(どうきん)。
どうしょう‐いむ【同床異夢】
《陳亮「与朱元晦書」から》同じ床に枕を並べて寝ながら、それぞれ違った夢を見ること。転じて、同じ事を行いながら、考えや思惑が異なること。
どう‐ぼう【洞房】
1 奥深い所にある部屋。寝室。閨房(けいぼう)。 2 遊女の部屋。女郎屋。妓楼(ぎろう)。
どく‐が【独臥】
ひとりで寝ること。