ねい‐せい【寧静】
[名・形動]安らかで静かなこと。平穏無事なこと。また、そのさま。「海内—に帰せしかば」〈島田三郎・条約改正論〉
ねい‐ひつ【寧謐】
[名・形動]世の中が治まり、おだやかなこと。また、そのさま。「諸国が—な現況」
ねいふく‐じ【寧福寺】
《Ninh Phuc Tu》ベトナムにある仏教寺院のブッタップ寺の正式名称。
ねいらく‐びじゅつかん【寧楽美術館】
奈良県奈良市、依水園内にある美術館。昭和44年(1969)開館。中国銅器・陶磁器などを収蔵している。ならびじゅつかん。 [補説]「寧楽」は「奈良(なら)」の古い表記の一。奈良県立美術館との混同を...
むしろ【寧ろ】
[副]二つを比べて、あれよりもこれを選ぶ、また、これのほうがよりよいという気持ちを表す。どちらかといえば。「休日は遊びに行くより—家で寝ていたい」 →却(かえ)って[用法]
寧(むし)ろ百夫(ひゃくふ)の長(ちょう)と為(な)るも一書生(いちしょせい)と作(な)るに勝(まさ)れり
《楊烱「従軍行」から》一生を学問に費やすより、たとえ百人の長でも軍人になるほうがよい。逆説的に用いる言葉。