ちゅう‐いん【中院】
1 同時に三人以上の上皇または法皇があるとき、2番目の人。本院・新院に対していう。なかのいん。 2 斎宮寮の一。頭(かみ)以下の役人の詰め所。 3 矢の的で、三重の輪の2番目の部分。
ちょうば‐し【調馬師】
1 馬を乗りならす人。 2 もと宮内省主馬寮に属した職員。乗馬の調練を担当した。
ちん‐きょう【聴叫】
《「ちん(聴)」は唐音》禅寺で住持の命令を諸寮に伝える役。聴呼(ちょうこ)。
てん‐きゅう【典厩】
1 左右馬寮(めりょう)の唐名。 2 「典厩令」の略。
てんきゅう‐れい【典厩令】
左右馬寮(めりょう)の頭(かみ)の唐名。
てんのうのりょうりばん【天皇の料理番】
杉森久英の小説。昭和54年(1979)刊行。主人公の秋沢篤蔵は、大正から昭和時代にかけて宮内省大膳寮(だいぜんりょう)厨司長(ちゅうしちょう)を務めた秋山徳蔵がモデル。テレビドラマ化もされた。
てんもん‐どう【天文道】
天文・気象を観察し、その変異により吉凶を察知する術。律令制では、陰陽寮(おんようりょう)に天文博士が置かれ、天文の観察や異変の際の密奏をつかさどった。
てんもん‐はかせ【天文博士】
律令制で、陰陽寮に属し、天文の観測と天文生の教授とに当たった職。天文の博士。
てん‐やく【典薬】
1 「典薬寮」の略。 2 「典薬頭(てんやくのかみ)」の略。
てんやく‐の‐かみ【典薬頭】
1 典薬寮の長官。くすりのかみ。 2 江戸幕府の職名。若年寄に属し、官医の最上位。