そん‐しゅく【尊宿】
年老いた、徳の高い僧。また、有徳の長老。「有智(うち)高行(かうぎゃう)の—たりと言へども」〈太平記・二〉
そん‐しょ【尊書】
「尊翰(そんかん)」に同じ。
そん‐しょう【尊勝】
1 尊くすぐれていること。 2 「尊勝法」の略。
そん‐しょう【尊尚】
[名](スル)とうとぶこと。「有恩の人に相違ないから、—親愛して」〈二葉亭・浮雲〉
そん‐しょう【尊称】
尊敬の気持ちをもって呼ぶ表現。⇔卑称。
そんしょう‐だらに【尊勝陀羅尼】
尊勝仏頂の悟りや功徳(くどく)を説いた陀羅尼。読誦(どくじゅ)すると罪障消滅や除災・延寿の功徳があるとされる。仏頂尊勝陀羅尼。
そんしょう‐ぶっちょう【尊勝仏頂】
胎蔵界曼荼羅の釈迦院にある五仏頂の一。釈迦如来の仏頂から現出した仏頂尊のうち、最勝のものとされ、一切の害障を除くという。仏頂尊勝。
そんしょう‐ほう【尊勝法】
尊勝仏頂を本尊として尊勝陀羅尼を誦(じゅ)する、密教の修法。息災・増益・滅罪・安産などのために行われる。
そん‐しん【尊信】
[名](スル)尊び信頼すること。また、尊んで信仰すること。「その住職の—する宗教のことを想像し」〈藤村・夜明け前〉
そん‐しん【尊神】
[名](スル)《「そんじん」とも》神をあがめ尊ぶこと。また、その神。「アポルローと称する有名の—にして」〈竜渓・経国美談〉