さよ‐あらし【小夜嵐】
夜の嵐。よあらし。
さよ‐きょく【小夜曲】
⇒セレナーデ
さよ‐ごうし【小夜格子】
縦を竹、横を木で組んだ娼家の2階窓の格子。
さよ‐ごろも【小夜衣】
夜寝るときにからだをおおうもの。夜着(よぎ)。「—着て馴れきとは言はずともかごとばかりはかけずしもあらじ」〈源・総角〉
さよ‐しぐれ【小夜時雨】
夜降る時雨。《季 冬》
さよ‐すがら【小夜すがら】
夜どおし。一晩じゅう。「唐衣きて帰りにし—あはれと思ふを恨むらむはた」〈後撰・恋一〉
さよ‐ちどり【小夜千鳥】
夜鳴く千鳥。《季 冬》
さ‐よどこ【小夜床】
夜寝る床。「衣こそ二重(ふたへ)も良き—を並べむ君は恐(かしこ)きろかも」〈仁徳紀・歌謡〉
さ‐よなか【小夜中】
真夜中。よなか。「—と夜はふけぬらし雁(かり)が音の聞こゆる空を月渡る見ゆ」〈万・一七〇一〉
さよなき‐どり【小夜鳴き鳥】
ナイチンゲールの別名。