ちょう‐しゃく【長尺】
《「ちょうじゃく」とも》普通より長いこと。特に、映画のフィルムにいう。「—物の映画」
てつ‐しゃく【鉄尺】
《鉄で作られるところから》曲尺(かねじゃく)の異称。
てんい‐しせき【天威咫尺】
《「春秋左伝」僖公九年から》天子のそば近くに仕えること。
てんぴょう‐じゃく【天平尺】
日本の尺度の一。奈良時代に常用された尺で、唐の大尺に等しい。曲尺(かねじゃく)の9寸7分8厘(約29.6センチ)にあたる。
とう‐しゃく【唐尺】
中国、唐代に用いられた尺。大尺(約30センチ)と小尺(約24.6センチ)の2種がある。日本では、大宝・養老令で採用、大尺は田地などの測量用として、小尺はその他の測定用として、広く用いられた。
なえ‐じゃく【苗尺】
⇒苗印(なえじるし)
なから‐はんじゃく【半ら半尺】
[名・形動]中途半端であること。いいかげんであること。また、そのさま。「重忠は—で役目を粗末にするはな」〈滑・浮世風呂・二〉
なま‐にんじゃく【生人尺】
[名・形動ナリ]「生半可(なまはんか)」に同じ。「(ドラ息子ノ)居続けへ—な母の文」〈柳多留・二〉
なま‐はんじゃく【生半尺】
[名・形動ナリ]「生半可(なまはんか)」に同じ。「今つうといふは—をいふ」〈洒・噺之画有多〉
ねんぶつ‐じゃく【念仏尺】
近世以前用いられた竹尺の一。曲尺(かねじゃく)より4厘長い。近江(おうみ)国の伊吹山から発掘された念仏塔婆に刻まれた尺度に拠るところからの称といわれる。