し‐けい【施恵】
[名](スル)金品などをめぐむこと。「大臣自ら僧尼に—し」〈田口・日本開化小史〉
し‐ぞう【四蔵】
4種の経典。経・律・論の三蔵に、呪蔵(じゅぞう)(陀羅尼(だらに))または雑蔵を加えたもの。
しち‐しゅ【七衆】
仏の教えを奉ずる人々を7種に分けたもの。比丘(びく)・比丘尼・式叉摩那(しきしゃまな)・沙弥(しゃみ)・沙弥尼・優婆塞(うばそく)・優婆夷(うばい)のこと。
しったん‐がく【悉曇学】
梵語・梵字に関する研究部門。仏教渡来後、経典中の梵語の音訳語や陀羅尼(だらに)を理解するために、日本で始められた。特に、密教関係の学僧により大きな発展をみ、国語学史上にも多くの影響を与えた。悉曇。
し‐ど【私度】
古代、官許を得ないで、得度して僧尼となること。自度。「—僧」
しぶ‐しゅ【四部衆】
4種の仏弟子。比丘(びく)・比丘尼・優婆塞(うばそく)・優婆夷(うばい)。四衆。
しゃ‐かい【捨戒】
僧尼などが、受けた戒律を捨てて守らないこと。失戒。
釈迦(しゃか)にも経(きょう)の読(よ)み違(ちが)い
《仏教の開祖である釈迦牟尼(しゃかむに)でも時には経を読み誤るの意》どんなにすぐれた人でも、失敗することはあるというたとえ。弘法(こうぼう)にも筆の誤り。河童の川流れ。
しゃか‐ねんぶつ【釈迦念仏】
1 「南無(なむ)釈迦牟尼(むに)仏」と唱和する念仏法会。京都の大報恩寺(俗称、千本釈迦堂)において、毎年陰暦2月に行われた遺教経会(ゆいきょうぎょうえ)の大念仏が有名。→千本(せんぼん)念仏 ...
しゃみ【沙弥】
《(梵)śrāmaṇeraの音写》仏門に入り、髪をそって十戒を受けた初心の男子。修行未熟な僧。さみ。→沙弥尼