かくし‐ばいじょ【隠し売女】
江戸時代、公許の遊郭以外で売春した女。夜鷹(よたか)・比丘尼(びくに)など。私娼(ししょう)。かくしばいた。
かけ‐こみ【駆(け)込み/駈け込み】
1 走って中に入ること。「—乗車」 2 その時期・機会を逃すまいと、大急ぎですること。「—で認可を申請する」 3 駆け込み訴えをすること。 4 近世、女房が夫から離別するために尼寺や縁切り寺に逃...
かこ‐しちぶつ【過去七仏】
釈迦と、その以前にこの世に現れたという、毘婆尸(びばし)・尸棄(しき)・毘舎浮(びしゃぶ)・拘留孫(くるそん)・拘那含牟尼(くなごんむに)・迦葉(かしょう)の六仏。
飾(かざ)りを下(お)ろ・す
髪を剃って、僧尼となる。落飾(らくしょく)する。「孝謙天皇も、大菩提心をおこし、御—・させ給ひ」〈平家・八〉
頭(かしら)は一年物(いちねんもの)
僧尼になっても、頭髪は1年たてば伸びるということ。
頭(かしら)を下(お)ろ・す
頭髪をそぎ、またはそって、僧尼になる。髪を下ろす。
門(かど)を出(い)・ず
家を出る。とくに、出家して僧や尼となる。
かのこ‐ゆい【鹿の子結い】
1 「鹿の子絞り」に同じ。 2 鹿の子絞りに染めるため、絹や布を糸でつまみ縛ること。 3 近世、上方で2の仕事をするかたわら売色した女子。「牙儈(すあひ)女、—、舞子、比丘尼」〈浮・禁短気・三〉
かびらえ【迦毘羅衛】
《(梵)Kapilavastuの漢名。vastuは城の意》釈迦(しゃか)族の住んでいた都城。現在のネパール連邦民主共和国タライ地方にあった。釈迦牟尼はこの地で生まれたという。カピラバストゥ。
かまくら‐あまごさん【鎌倉尼五山】
鎌倉にある五つの尼寺。太平寺・東慶寺・国恩寺・護法寺・禅明寺をさす。