おわり‐の‐くに【尾張国】
⇒尾張
おわりのくにぐんじひゃくしょうら‐の‐げぶみ【尾張国郡司百姓等解文】
永延2年(988)、尾張国の郡司・百姓らが、国司である藤原元命(ふじわらのもとなが)の非法を31か条に列挙して朝廷に訴えた文書。翌年、元命は解任された。
おわり‐まんざい【尾張万歳】
尾張の知多を本拠地とし、正月に家々をめぐった門付け万歳。《季 新年》
尾(お)を泥中(でいちゅう)に曳(ひ)く
《楚王に仕官を求められた荘子が「亀は、殺されて占いの用に立てられて大切にされるよりは、泥の中に尾をひきずってでも生きているほうを望むだろう」と言って断わったという「荘子」秋水の故事から》仕官して...
尾(お)を引(ひ)・く
物事がすんだあとまでも、名残が続く。のちのちまで影響する。「一年前の事件が、今でも—・いている」
尾(お)を振(ふ)・る
《犬が飼い主にこびて尾を振る意から》目上の者のご機嫌をとる。へつらう。
尾(お)を見(み)・せる
《化けた狐(きつね)が尾を出して正体を現す意から》今まで隠していた実態が現れる。やりくりに破綻(はたん)をきたす。尾を出す。「今までは化けたる—・せて、ここも道ふさがり」〈浮・諸艶大鑑・五〉
きり‐のう【切能/尾能】
能で、1日の番組の最後に演じる能。普通は、五番立てで正式に演じる場合の五番目の曲種の能(五番目物)をいう。切(き)り。
び【尾】
[名]二十八宿の一。東方の第六宿。蠍(さそり)座の尾にあたる九つの星をさす。あしたれぼし。尾宿。 [接尾]助数詞。魚などを数えるのに用いる。匹。「アジ三—」
び【尾】
[常用漢字] [音]ビ(漢) [訓]お 〈ビ〉 1 動物のしっぽ。「燕尾(えんび)・驥尾(きび)・牛尾・竜頭蛇尾」 2 物の末端。後ろ。終わり。「尾行・尾灯・尾翼/語尾・首尾・船尾・大尾・掉尾...