やくおう‐いん【薬王院】
東京都八王子市にある真言宗智山派の大本山。山号は高尾山。寺号は有喜寺。天平16年(744)行基の創建と伝える。南北朝時代に俊源が中興して飯縄(いづな)権現をまつり、真言と修験の教行一致の道場となった。
や・ぐ
[接尾]《動詞五(四)段型活用》名詞や形容詞の語幹などに付いて、そのような状態を呈する、そのような状態になるように振る舞う意を表す。「花—・ぐ」「若—・ぐ」「鮮(あざ)—・ぐ」
やけ【焼け】
1 焼けること。焼けたもの。「丸—」「日—」 2 日の出前と日没後に、空が赤く見えること。「朝—」「夕—」 3 硫化鉱物、特に黄鉄鉱に富む鉱床の露出部分。黄鉄鉱が褐鉄鉱になって褐色または暗褐色を...
やご【水蠆】
トンボ類の幼虫。水中にすみ、羽化までふつう1〜3年かかる。体は円筒形でやや平たく、下唇の先端にあるはさみを突き出して小動物を捕らえる。直腸の変化した気管鰓(えら)で呼吸するが、イトトンボ類では尾...
やしお‐こ【八汐湖】
栃木県北部にある湖。昭和58年(1983)鬼怒川上流に造られた川治ダムの貯水池。湛水面積22平方キロメートル。葛老(かつろう)山の尾根をはさんで北に五十里湖がある。川治湖。
やしま【屋島】
香川県高松市北東部にある半島。溶岩台地で、南北2嶺があり、南嶺に屋島寺がある。もとは島で、源平屋島の戦いの古戦場。
(観世流以外は「八島」と書く)謡曲。二番目物。世阿弥作とされる。平家物語な...
や‐しゃく【野錫】
[代]一人称の人代名詞。僧が自分をへりくだっていう語。愚僧。「—はこの尾上の松の下陰に一夏を送る道心なるが」〈浄・用明天王〉
やしゃます
[助動][やしゃませ|やしゃまし|やしゃます|やしゃます|○|やしゃませ]《尊敬の助動詞「やしゃる」に丁寧の助動詞「ます」の付いた「やしゃります」の音変化。近世上方語》語幹と活用語尾との区別のな...
やしゃる
[助動]《「さしゃる」の音変化とも》語幹と活用語尾との区別のない動詞の未然形に付く。尊敬の意を表す。…なさる。「若(も)し二親の手前を遠慮して居やしゃるまいものでもない」〈浄・忠臣蔵〉 [補説]...
や‐しゅう【野州】
下野(しもつけ)国の異称。
《「州」は人名に添える接尾語》若衆道(わかしゅどう)の野郎。「そっちの宗旨の—達(たち)」〈浮・禁短気・二〉