尾張(おわり)名古屋(なごや)は城(しろ)で持(も)つ
江戸時代に流行した俗謡の一節。名古屋城を自慢したもので、「伊勢は津で持つ津は伊勢で持つ」に続く部分。尾張名古屋は新城(しんしろ)で持つ。
おわり‐の‐くに【尾張国】
⇒尾張
おわりのくにぐんじひゃくしょうら‐の‐げぶみ【尾張国郡司百姓等解文】
永延2年(988)、尾張国の郡司・百姓らが、国司である藤原元命(ふじわらのもとなが)の非法を31か条に列挙して朝廷に訴えた文書。翌年、元命は解任された。
おわり‐まんざい【尾張万歳】
尾張の知多を本拠地とし、正月に家々をめぐった門付け万歳。《季 新年》
尾(お)を泥中(でいちゅう)に曳(ひ)く
《楚王に仕官を求められた荘子が「亀は、殺されて占いの用に立てられて大切にされるよりは、泥の中に尾をひきずってでも生きているほうを望むだろう」と言って断わったという「荘子」秋水の故事から》仕官して...
尾(お)を振(ふ)・る
《犬が飼い主にこびて尾を振る意から》目上の者のご機嫌をとる。へつらう。
尾(お)を見(み)・せる
《化けた狐(きつね)が尾を出して正体を現す意から》今まで隠していた実態が現れる。やりくりに破綻(はたん)をきたす。尾を出す。「今までは化けたる—・せて、ここも道ふさがり」〈浮・諸艶大鑑・五〉
おん【音】
[名] 1 おと。ねいろ。「ドの—」 2 人の口から発せられる言葉を構成する、一つ一つのおと。「『ひ』と『し』の—を混同する」 3 漢字の読み方の一。日本に伝来して国語化した漢字の発音。伝来し...
おんきょう‐へいき【音響兵器】
音波の性質を利用した兵器の総称。電波を通しにくい海中において、対象物の探知に用いられるアクティブソナーやパッシブソナー、音の発生源を追尾する音響ホーミング魚雷、音を感知して爆発する音響機雷などが...
おん‐びん【音便】
国語学での用語。発音上の便宜により、語中・語尾の音が他の音に変化すること。音声上は、音韻の脱落・転化・挿入などによる現象。イ音便・ウ音便・撥音便・促音便の4種がある。