い‐まわ・る【居回る】
[動ラ四]多くの人が輪になって座る。車座になる。「(鬼ドモガ)—・りて酒飲みあそびて」〈宇治拾遺・一〉
い‐むら【居村】
1 出村(でむら)に対して、本村(ほんそん)所在の地。 2 自分の住んでいる村。「我が—へ帰った時分は」〈鳩翁道話・一〉
い‐よ・る【居寄る】
[動ラ四]座ったまま近くに寄る。にじり寄る。「久しう会はざりつる人の詣で会ひたる、めづらしがりて近う—・り」〈枕・三三〉
いる【居る】
[動ア上一][文][ワ上一]《じっと動かないでいる、低い姿勢で静かにしているのをいうのが原義で、「立つ」に対する語》 1 人や動物が、ある場所に存在する。「ペンギンは北極にはいない」「そこにいる...
い‐るす【居留守】
家にいながら、不在をよそおうこと。「—を使う」
う【居/坐】
[動ワ上二]《動詞「ゐ(居)る」(上一)の古形で終止形だけが残存するが、上二段活用と考えられる》すわる。いる。「たまきはる我が山の上に立つ霞立つともうとも君がまにまに」〈万・一九一二〉
お・り【居り】
[動ラ変]「お(居)る」の文語形。
おり‐どころ【居り所】
いる場所。いどころ。
おり‐ゆ【居り湯/下り湯】
別に沸かした湯を湯船に移し入れて使う風呂。のちには据え風呂と混同された。
お・る【居る】
[動ラ五][文]を・り[ラ変] 1 ㋐人が存在する。そこにいる。「海外に何年—・られましたか」 ㋑「いる」の古風な、または尊大な言い方。また、「いる」に比べて方言的な響きを帯びる。「君はそこに—...