いざり‐ばた【躄機/居坐機】
織る人が足を前に出して地面や床に座って織る原始的な織機。縦糸の一端につけた帯を腰に当てて織る。地機(じばた)。
い‐しか・る【居敷かる】
[動ラ四]どっかと腰をおろす。あぐらをかいて座り込む。「粽(ちまき)の上に—・ってぢゃわいな」〈滑・膝栗毛・六〉
い‐しき【居敷き/臀】
1 座。座る場所。座席。「草を敷きて—とせば」〈神功紀〉 2 尻(しり)。「私は其様(そんな)に—が大きうございますかえ」〈人・閑情末摘花〉
いしき‐あて【居敷(き)当て】
着物の裏側の尻のところにつける布地。しりあて。
い‐しずま・る【居鎮まる】
[動ラ五(四)]座にすわって落ち着く。「—・って見ると隙間もる風は刃(やいば)のように鋭く切り込んできていた」〈有島・カインの末裔〉 「講師のぼりぬれば皆—・りて」〈枕・三五〉
い‐じょく【居職】
自宅で仕事をする職業。また、その人。裁縫師・印判師など。座職。⇔出職(でしょく)。「—に飾の金物をこしらえ」〈一葉・にごりえ〉
い‐すくま・る【居竦まる】
[動ラ五(四)]《「いずくまる」とも》恐ろしさや寒さのあまり、身がすくんで動けなくなる。いすくむ。「にらまれて—・る」
い‐すく・む【居竦む】
[動マ五(四)]「いすくまる」に同じ。「崖(がけ)っぷちで—・む」
い‐すわ・る【居座る/居坐る/居据わる】
[動ラ五(四)] 1 ある場所に座って動かないでいる。座りこんだままでいる。また、比喩的に好ましくないものがとどまって動かないでいる。「デモ隊が役所の玄関口に—・る」「梅雨前線が—・る」 2 引...
い‐ずまい【居住(ま)い】
1 人が座っている姿勢。また、その態度。座り方。「—を正す」 2 住んでいるまわりのようす。環境。「人といふものも—による事ぞ」〈史記抄・李斯伝〉