い‐ばやし【居囃子】
能の演奏形式の一。主として1曲の後半をシテと地謡・囃子とで舞なしで演奏する。⇔舞囃子。
い‐びしゃ【居飛車】
将棋で、飛車を定位置に置いたままの形で指し進めること。→振り飛車
い‐びた・れる【居浸れる】
[動ラ下一]座り込んで動かない。だらだらとそこに居着く。「這入(はひ)り込みのすぐに—・れてまた居候」〈滑・浮世床・初〉
い‐ぼとけ【居仏】
座った姿の仏像。また、座っている仏。座仏(ざぶつ)。→立ち仏
い‐ま【居間】
家族がふだんいる部屋。居室(きょしつ)。
い‐まえ【居前】
茶の湯で、茶を点(た)てるときの正しい座り位置。
い‐まち【居待(ち)】
1 座ったまま待つこと。 2 「居待ち月」の略。《季 秋》 3 《居待ち月は18日の月であるところから》18歳。「はや稲舟の年の程は、立ち待ち—も過ぎたれども」〈合・田舎源氏・一〇〉
いまち‐づき【居待(ち)月】
《やや遅く出るので座って待つ月の意》 [名]陰暦18日の月。特に、陰暦8月18日の月。居待ちの月。《季 秋》「わが影の築地にひたと—/立子」→立ち待ち月 →寝待ち月 [枕]居待ち月が明るいと...
いまち‐の‐つき【居待(ち)の月】
「居待ち月」に同じ。
い‐まわり【居回り】
自分がいる所の周囲。辺り。近辺。「劇場の—も静かであった」〈秋声・足迹〉