ま‐や【馬屋】
1 馬を飼っておく建物。馬小屋。うまや。「寒さに顫えながら—の前に立たせられた」〈真山・南小泉村〉 2 宿場。宿駅。駅(うまや)。〈色葉字類抄〉
まろ‐や【丸屋】
葦(あし)や茅(かや)などで簡単に屋根を葺(ふ)いた粗末な家。「屋は、—、あづま屋」〈枕・二八九〉
みかわ‐や【三河屋】
歌舞伎俳優の市川団蔵、およびその一門の屋号。
みすみ‐がや【三隅蚊帳】
喪に際し、死者の足側の一隅をはずして、蚊帳の三隅だけを吊ること。平常は不吉だとして忌む。
みず‐ぢゃや【水茶屋】
《「みずちゃや」とも》江戸時代、道ばたや社寺の境内などで、茶などを飲ませて休息させた店。茶店(ちゃみせ)。
みず‐や【水屋】
1 社寺で、参詣人が口をすすぎ手を洗い清める所。みたらし。 2 茶の湯で、茶室の隅に設け、茶事の用意をととのえたり、使用後に茶器を洗ったりする所。水遣(みずや)り。 3 水を扱う所。台所。 4 ...
みせ‐や【店屋/見世屋】
商店。みせ。
みたおし‐や【見倒し屋】
古着・古道具・屑(くず)などの品物を、安く値踏みして買い取るのを職業とする人。「踏めるものは—へさづけて金にかへ」〈滑・膝栗毛・初〉
みたま‐や【御霊屋】
貴人の霊を祭ってある所。霊廟(れいびょう)。おたまや。
みた‐や【御田屋】
神領の田地を管理する人のいる小屋。「神奈備(かむなび)の清き—の垣内田(かきつた)の」〈万・三二二三〉