みつもの‐や【三つ物屋】
古着の行商人。「—下女におっぱだぬげ(=奮発シロ)と言ひ」〈柳多留・一二〉
み‐まや【御馬屋/御厩】
貴人を敬ってその厩(うまや)をいう語。「今日もかも都なりせば見まく欲(ほ)り西の—の外に立てらまし」〈万・三七七六〉
みん‐おく【民屋】
一般の人々の住む家屋。民家。「台下多少の—あり、官舎あり」〈独歩・愛弟通信〉
むずかし‐や【難し屋】
《「むつかしや」とも》いつもむっつりしていたり、理屈を言ったりして、扱いにくい人。
むねわり‐ながや【棟割(り)長屋】
棟割りにして何世帯かが住めるようにした建物。
むろ‐や【室屋】
「室(むろ)4」に同じ。「忍坂(おさか)の大—に人多(さは)に来入り居り」〈記・中・歌謡〉
めいしゅ‐や【銘酒屋】
銘酒を売っているという看板をあげて、ひそかに私娼を抱えて営業した店。明治時代から大正時代にかけてみられた。
めいぼ‐や【名簿屋】
⇒名簿業者
めかし‐や【粧し屋】
おしゃれを好む人。
めくら‐ながや【盲長屋】
通路に面した方に窓のない長屋。