いわ‐がらみ【岩絡】
アジサイ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。山地に生え、気根を出して岩や他の木をよじのぼる。葉は卵円形で縁にぎざぎざがある。夏、白い小花が集まってつく。
いわ‐き【岩城/石城】
1 岩で囲まれた、石のとりでのような所。岩窟(がんくつ)。 2 棺を納める石室。「事しあらば小泊瀬(をはつせ)山の—にも隠らば共にな思ひ我が背」〈万・三八〇六〉
いわ‐き【岩木/石木】
1 岩石と樹木。 2 感情を持たないもののたとえ。木石(ぼくせき)。「だれが—だと思うもんか」〈逍遥・当世書生気質〉 3 亜炭の古称。
いわき‐さん【岩木山】
青森県、津軽平野南西部にある円錐形の火山。標高1625メートル。古くから信仰の対象とされ、お山参詣が行われる。津軽富士。お岩木山。
いわきやま‐じんじゃ【岩木山神社】
青森県弘前市、岩木山(いわきさん)の南麓にある神社。祭神は宇都志国玉命(うつしくにたまのみこと)・多都比毘売命(たつひひめのみこと)など。岩木三所権現。津軽一の宮。
いわぎり‐そう【岩桐草】
イワタバコ科の多年草。近畿以西に分布。岩壁に生え、高さ12〜15センチ。全体に軟毛が密生。葉は長い柄があり、厚く、広卵形。夏、紫色の花を10個ほど開く。
いわ‐くえ【岩崩え】
《「くえ」は動詞「く(崩)ゆ」の連用形》岩が崩れること。また、崩れた所。「鎌倉の見越(みごし)の崎の—の君が悔ゆべき心は持たじ」〈万・三三六五〉
いわくにきんたいきょう‐くうこう【岩国錦帯橋空港】
岩国空港(岩国飛行場)の愛称。
いわくに‐し【岩国市】
⇒岩国
いわくに‐ちぢみ【岩国縮】
岩国市付近で織られる木綿縮。夏の単衣地(ひとえじ)。