しま‐べ【島辺】
《上代は「しまへ」》島のほとり。島の付近。「潮さゐに伊良虞(いらご)の—漕ぐ舟に」〈万・四二〉
しま‐み【島廻】
1 島のまわり。「—には木末(こぬれ)花咲き」〈万・三九九一〉 2 島のまわりをめぐること。島めぐり。「玉藻刈る辛荷の島に—する鵜(う)にしもあれや家思はざらむ」〈万・九四三〉
しま‐めぐり【島巡り/島回り】
1 島のまわりや島々を船で見てまわること。 2 島の中をめぐって見て歩くこと。 3 チュウサギの別名。
しま‐もの【島物】
1 南方諸島から渡来したもの。特に、天文(1532〜1555)以後渡ってきた美術品をいう。茶入れ・茶壺に多い。 2 出所や素性などが不明なもの。えたいの知れないもの。「その曲節(ふし)、平家とも...
しま‐もり【島守】
島の番人。また、島の住人。
しま‐やぶり【島破り】
[名](スル)「島抜け」に同じ。
しま‐やま【島山】
1 島にある山。全体が山である島。また、川の中の島のように見える山。 2 庭園の池の中につくった、山の形をした島。築山。
たいへいよう‐しまサミット【太平洋島サミット】
⇒ピー‐アイ‐エフ(PIF)
とう【島】
[音]トウ(タウ)(呉)(漢) [訓]しま [学習漢字]3年 〈トウ〉しま。「島嶼(とうしょ)・島民/遠島・孤島・渡島・半島・本島・離島・列島」 〈しま(じま)〉「島国/小島」 [補説]「嶋...
とういしりゃく【島夷誌略】
中国の地理書。1巻。元の汪大淵(おうだいえん)撰。1350年ごろ成立。14世紀の南方諸島の地理・産物・風俗などを実地見聞のうえ記した書。