との‐ごも・る【殿隠る】
[動ラ四] 1 《殯(もがり)の宮にこもる意から》「死ぬ」の尊敬語。おかくれになる。崩御する。「大殿を仕へ奉りて—・り隠りいませば」〈万・三三二六〉 2 《寝殿にこもる意から》「寝る」の尊敬語。...
ふじつぼ【藤壺】
《庭に藤を植えていたところから》飛香舎(ひぎょうしゃ)の異称。 源氏物語中の人物。桐壺帝の女御、のち中宮。光源氏との間に冷泉(れいぜい)帝をもうける。桐壺帝の崩御後、出家して尼となる。光源氏...
ほう【崩】
[常用漢字] [音]ホウ(呉)(漢) [訓]くずれる くずす 1 くずれる。くずれおちる。「崩壊・崩落/潰崩(かいほう)・土崩瓦解(どほうがかい)」 2 天子・天皇が死ぬ。「崩御・崩殂(ほうそ)...
ほう‐ぎょ【崩御】
[名](スル)天皇・皇后・皇太后・太皇太后を敬ってその死をいう語。昔は上皇・法皇にもいった。 [補説]「タイ国王崩御」のように、国王・皇帝・天子の死に対しても用いる。
ほう・ずる【崩ずる】
[動サ変][文]ほう・ず[サ変]天子・天皇・皇后・皇太后・太皇太后などが亡くなる。おかくれになる。崩御(ほうぎょ)する。「昭和天皇が—・ずる」
もんとくじつろく【文徳実録】
平安前期の歴史書。六国史(りっこくし)の第五。10巻。藤原基経・菅原是善らの撰。元慶3年(879)成立。文徳天皇の践祚(せんそ)から崩御に至る9年間の治世を、編年体・漢文で記したもの。日本文徳天...