あらし
(嵐)島崎藤村の小説。大正15年(1926)「改造」誌に発表。母を失った子供たちの成長と巣立ちを見守る作者の心境を描く。 (あらし)《原題、(イタリア)Tempeste》イタリアの女流詩人・...
あら‐し【嵐】
1 荒く激しく吹く風。雨・雪・雷を伴う場合にもいう。暴風。暴風雨。「花に—」 2 激しく乱すもの。また、事態や社会を揺るがす重大事。「拍手の—」「革新の—」「不況の—が吹き荒れる」 [補説]作品...
あらしがおか【嵐が丘】
《原題Wuthering Heights》エミリー=ブロンテの小説。1847年刊。嵐が丘という屋敷で養育された捨て子のヒースクリフを主人公とした、恋と復讐の物語。
あらし‐ぐさ【嵐草】
ユキノシタ科の多年草。高山の草地に自生。葉は手のひら状に裂けている。夏、黄緑色の小花が集まって咲く。
あらしのまえ【嵐の前】
《原題、(ドイツ)Vor dem Sturm》フォンターネの長編歴史小説。1878年刊。著者が59歳のときに刊行された処女小説。
嵐(あらし)の前(まえ)の静(しず)けさ
暴風雨が襲来する前に辺りが一時静まり返るところから、変事が起こる前の不気味な静けさをいう。
あらし‐やま【嵐山】
京都市西部にある山。大堰(おおい)川南岸に位置し、標高381メートル。桜・紅葉の名所。 謡曲。脇能物。金春禅鳳(こんぱるぜんぽう)作。勅使が吉野から移された嵐山の桜をたたえると、蔵王権現と木...
あらし‐やま【嵐山】
桜の一品種。サトザクラの仲間で、花弁が大きく丸みを帯び、周縁部の色が濃い。
あらしをよぶおとこ【嵐を呼ぶ男】
井上梅次監督・原作・脚本による映画の題名。昭和32年(1957)公開。出演、石原裕次郎、北原三枝ほか。荒くれ者の青年が一流のドラマーを目指し奮闘する様を描く青春映画。石原によるドラム演奏シーン...
らん【嵐】
[常用漢字] [音]ラン(呉)(漢) [訓]あらし 〈ラン〉山のみずみずしい気。「嵐気・嵐翠(らんすい)/翠嵐(すいらん)・青嵐・晴嵐」 〈あらし〉「青嵐・花嵐・山嵐・夜嵐(よあらし)」