さ‐りゃく【作略/差略】
1 適当にとりはからうこと。「のこりを弥次郎、北八と、おのれが—して、きはめておきしゆゑ」〈滑・膝栗毛・五〉 2 はかりごとをめぐらすこと。策略。「とうとう此方は流人の身と、したのも汝が—だと」...
差(さ)を付(つ)・ける
物事と物事との間の数量や性質などに、へだたりをつける。「後続選手に5分の—・けてゴール」「待遇に—・けられる」
ざし【差し/指し】
[語素]《動詞「さ(差)す」の連用形から》名詞の下に付いて、その物の姿・状態・ようすをいう。「面(おも)—」「まな—」
し【差】
⇒さ
し‐ち【差池】
互い違いになること。不ぞろいであること。
しゃ‐い【差異】
ちがい。さい。
差異(しゃい)もな・し
たあいもない。らちもない。わけもない。「—・き夢の気がかり」〈浄・島原蛙合戦〉
しゃ‐べつ【差別】
1 「さべつ(差別)」に同じ。「世のために益あることは躊躇(たゆた)うことなく為し、絶えて彼此(かれこれ)の—なし」〈樗牛・滝口入道〉 2 仏語。万物の本体が一如平等であるのに対し、その万物に高...
しゃべつ‐かい【差別界】
仏語。差別のある現象界。この世。→平等界