い‐ぜん【以前/已前】
1 その時よりも前。「一二時—に到着する」⇔以後。 2 今より前の時点。現在から見て近い過去。副詞的にも用いる。「—と違って今では」「—会ったことがある」 3 ある状態に達する前の段階。「結婚—...
いぜん‐けい【已然形】
文語の動詞・形容詞・形容動詞・助動詞の活用形の一。助詞「ば」「ど」「ども」などが付いて順接・逆接の確定条件を表す。また、係助詞「こそ」をうけて文を結ぶ。口語では、これに相当する活用形が仮定の意味...
いぜん‐げん【已然言】
国文法でいう已然形の古い言い方。東条義門の用語。
い‐らい【以来/已来】
1 その時よりこのかた。それより引き続き。「正月—ずっと禁煙している」 2 こののち。今後。以後。「—慎みます」
すで‐に【既に/已に】
[副] 1 ある動作が過去に行われていたことを表す。以前に。前に。「—述べた事柄」 2 その時点ではもうその状態になっていることを表す。もはや。とっくに。「彼は—おとなだ」「手術はしたものの—手...
すんで‐に【既に/已に】
[副]《「すでに」の撥音添加》もう少しで、ある好ましくない事態になりそうなさま。あやうく。すんでのこと。すんでのところ。「—おぼれるところだった」
すんで‐の‐こと【既の事/已の事】
[副]《「すでのこと」の撥音添加》「既(すんで)に」に同じ。「—で忘れるところだった」「—に事故を起こすところだった」
すんで‐の‐ところ【既の所/已の所】
[副]「既(すんで)の事」に同じ。「—こわすところだった」「—で命を救われた」
やま◦ない【止まない/已まない】
[連語]《動詞「や(止)む」の未然形+打消しの助動詞「ない」》(「…してやまない」の形で)どこまでも…する。…しないではいられない。「御活躍を願って—◦ない」
や・む【止む/已む/罷む】
[動マ五(四)] 1 風・雨・雪など、自然現象の動きがなくなる。「夕立が—・む」「風が—・む」 2 続いていたことがとまる。物事にきまりがつく。終わる。「騒動が—・む」「銃声が—・む」「死して...