うずま‐がわ【巴波川】
栃木県中西部から南部に流れる川。栃木市北方に源を発し、同市南部の渡良瀬遊水地で渡良瀬川に合流する。長さ30キロ。江戸時代の初めころから栃木と江戸を結ぶ舟運による交通路として重要な川だった。名の由...
とも‐え【巴/鞆絵】
《鞆(とも)に形が似ているところからという》 1 湧き出した水がうずを巻いて外へめぐるような形・模様。 2 物が円形を描くように回るようす。「三者が—となって戦う」 3 紋所の名。1を図案化した...
ともえ【巴】
謡曲。二番目物。平家物語などに取材。武者姿で現れた木曽義仲の愛妾巴御前の霊が、義仲とともに討ち死にできなかった無念を語る。
ともえ‐が【巴蛾】
ヤガ科の昆虫。翅(はね)の開張約6.5センチ。翅は褐色で、前翅に巴形の大きな紋がある。灯火にも来るが、昼間、林の中を飛ぶ。幼虫はネムノキの葉を食べる。
ともえ‐がも【巴鴨】
カモ科の鳥。全長約40センチ。雄の顔に緑色と黄色の巴形の斑紋がある。東シベリアで繁殖、日本では冬鳥。あじがも。あじ。
ともえ‐がわら【巴瓦】
軒丸瓦(のきまるがわら)のこと。多く先端に巴紋をつけたのでいい、巴1にちなんで火防のまじないとした。
ともえ‐せん【巴戦】
相撲などで三人が優勝を争う時、だれか一人が他の二人に続けて勝つまで順番に戦う方法。
ともえ‐そう【巴草】
オトギリソウ科の多年草。山地に生え、高さ60〜90センチ。葉は細長く、対生する。夏から秋、黄色い5枚の花びらが巴状に並ぶ花を開き、1日で閉じる。
ともえ‐なげ【巴投げ】
柔道の捨て身技の一。相手を前方へ崩して、自分はからだを後方へ捨て、片足を相手の下腹に当てて、相手と巴の形になりながら頭越しに回転させて投げる技。
は【巴】
[人名用漢字] [音]ハ(呉)(漢) [訓]ともえ 〈ハ〉中国四川省東部の異称。「巴蜀(はしょく)」 〈ともえ(どもえ)〉水が渦巻いた模様。「卍巴(まんじともえ)・葵巴(あおいどもえ)」 [...