まん‐がん【万巻】
多くの巻物。多数の書物。
みぎ‐まき【右巻(き)】
右の方へ巻くこと。時計の針の回り方と同様に巻いていること。
みやこ‐こしまき【都腰巻(き)】
毛糸でメリヤス編みにした筒形の腰巻き。
むこう‐はちまき【向こう鉢巻(き)】
結び目が額の前にくるようにして締めた鉢巻き。威勢よく物事をするたとえにもいう。「—で取りかかる」⇔後ろ鉢巻き。
むらさきしきぶにっきえまき【紫式部日記絵巻】
鎌倉中期の絵巻。「紫式部日記」の本文を多少省略・変更した詞書(ことばがき)に、絵を施したもの。絵24段・詞書24段が残る。
やかい‐まき【夜会巻(き)】
鹿鳴館(ろくめいかん)時代に流行した女性の束髪。後頭部で髪を束ね、頭頂の方へ左右からねじり合わせてピンで留めた髪形。夜会結び。夜会。
やじり‐まき【鏃巻】
⇒沓巻(くつまき)1
やぶ‐まき【藪巻(き)】
雪折れを防ぐために、低木や竹藪などを、むしろや縄などで巻くこと。《季 冬》
やまい‐はちまき【病鉢巻(き)】
歌舞伎および人形浄瑠璃で、病人または病的状態にある人物が用いる鉢巻き。ふつう紫縮緬(むらさきちりめん)で、頭の左側で結ぶ。「寺子屋」の松王丸、「廓文章」の夕霧などが用いる。
やわた‐まき【八幡巻(き)】
煮て調味したゴボウを芯(しん)にし、穴子・鰻(うなぎ)などで巻いて付け焼きにした料理。ゴボウの産地、八幡にちなむ。牛蒡巻(ごぼうま)き。