ごうとう‐ずきん【強盗頭巾】
⇒がんどうずきん(強盗頭巾)
ききみみずきん【聞き耳頭巾】
日本の昔話。動物の言葉がわかる頭巾の力によって富を得る話。頭巾は、動物の命を救った礼としてもらうもの、善行の見返りに神仏からもらうものなど、各地でさまざまな類型がある。
きどく‐ずきん【奇特頭巾】
目の部分だけを開けた、主として婦人用の頭巾。貞享・元禄(1684〜1704)のころ流行したもので、黒または紫の絹を用い、裏には紅絹(もみ)をつけた。気儘(きまま)頭巾。奇特帽子。
きぬ‐ずきん【絹頭巾】
絹布で作った頭巾。平たい円柱状で、頭全体がはまるようにしたもの。
きまま‐ずきん【気儘頭巾】
「奇特(きどく)頭巾」に同じ。
きん【巾】
1 切れ。切れ地。布。 2 ふきん。手ぬぐい。 3 箏(そう)の13本目の弦。奏者から見ていちばん手前の弦。 4 頭や襟をおおう布。頭巾(ずきん)。「頭(かしら)に紺染(あをぞ)めの—を被(かづ...
きん【巾】
[常用漢字] [音]キン(漢) [訓]きれ 1 布きれ。「巾着/手巾・雑巾(ぞうきん)・茶巾・布巾・三角巾」 2 布製のかぶりもの。「巾幗(きんかく)/頭巾(ずきん)」 [補説]「幅(はば)」「...
くくり‐ずきん【括り頭巾】
頭の形に合わせて丸く作り、へりをしぼった頭巾。大黒頭巾。「—で野暮(やぼ)めが𠮟(しか)るやつさ」〈黄・高漫斎〉
くまさか‐ずきん【熊坂頭巾】
⇒長範頭巾(ちょうはんずきん)
くろふね‐ずきん【黒船頭巾】
《歌舞伎俳優姉川新四郎が侠客の黒船忠右衛門の役を演じた際に用いたところから》投げ頭巾の別称。姉川頭巾。