ぬの‐ひたたれ【布直垂】
布で作った直垂。近世、麻地などの布製は地下(じげ)の諸大夫の料となり、武家では大紋(だいもん)と称した。
ぬの‐びき【布引き】
1 布を張ること。 2 平安時代、朝廷で、臨時の相撲(すまい)のあとや、相撲の節(せち)の還饗(かえりあるじ)のときなどに左右の力士に布を引かせて力くらべをさせたこと。 3 大勢の人がとぎれるこ...
ぬのびき‐さんち【布引山地】
三重県中西部、伊勢平野と上野盆地の境に南北に連なる山地。長さ約30キロメートル。最高峰は南部に位置する大洞(おおぼら)山(標高985メートル)。東西を断層で区切られ、伊勢湾側が急崖となっている。...
ぬのびき‐の‐たき【布引の滝】
神戸市中央区、六甲山麓の生田(いくた)川にかかる滝。雄滝・夫婦(めおと)滝・鼓ヶ滝・雌滝がある。[歌枕]「水上の空に見ゆるは白雲のたつにまがへる—」〈新古今・雑中〉
ぬの‐びょうぶ【布屏風】
布を張って絵などを描いた屏風。
ぬの‐ぼり【布掘り】
建築物の基礎工事で、壁や土台の下となる部分を溝状に細長く掘ること。丁字(ちょうじ)掘り。→総掘り →壺掘り
ぬの‐まき【布巻(き)】
1 織り上がった布に折り目やしわのできるのを防ぎ、縦糸と横糸のゆがみを正すために、布を木製の棒や鉄板に巻きつけること。 2 「千巻(ちま)き」に同じ。
ぬの‐マスク【布マスク】
マスク2のうち、ガーゼなど布製のもの。
ぬの‐まるた【布丸太】
建築の足場や仮板囲いなどの柱を横につなぐ丸太。
ぬの‐め【布目】
1 布地の縦糸・横糸の織り目。 2 布の織り目のような模様。 3 瓦や陶器で、型抜きしやすくするために型に敷いた布の織り目が残ったもの。陶器では一種の装飾として用いられるようにもなった。