ふ‐せ【布施】
《(梵)dānaの訳。檀那と音写》仏語。 1 六波羅蜜の一。施しをすること。金品を施す財施(ざいせ)、仏法を説く法施(ほうせ)、恐怖を取り除く無畏施(むいせ)の三施がある。布施波羅蜜。 2 僧に...
ふせ【布施】
大阪府東大阪市西部の地域。もと布施市。大阪市に隣接し、金属・機械工業が盛ん。
ふ‐せき【布石】
1 囲碁で、序盤戦での要所要所への石の配置。 2 将来のために配置しておく備え。「新党結成への—を打つ」
ふせたいしのにゅうざん【布施太子の入山】
倉田百三の戯曲。大正9年(1920)発表。大正14年(1925)帝国劇場にて上演。
ふ‐せつ【敷設/布設】
[名](スル)広い範囲に設置すること。「鉄道を—する」
ふせないきょう【無布施経/布施無経】
狂言。僧が布施を出し忘れた檀家(だんか)へ、袈裟(けさ)を忘れたと言って戻ってくるが、施主が布施を僧の懐へ入れると、懐から袈裟が落ちる。
ふせ‐もの【布施物】
僧侶に施し与える金銭や物品。ふせもつ。
ふせ‐や【布施屋】
奈良・平安時代、調・庸の運搬夫や旅行者のために駅路につくられた宿泊施設。
ふ‐せん【布銭】
古代中国で使われた鋤(すき)の形を模した青銅貨幣。刀銭に先行して使用された。春秋戦国時代に韓・魏・趙で鋳造された。布貨。布幣。布。
ふた‐がわ【布田川】
熊本県阿蘇郡西原村を流れる緑川水系の小河川。阿蘇外輪山西麓を源とし、益城町で木山川と合流する。