へる【綜る】
[動ハ下一][文]ふ[ハ下二]縦糸を、織る長さにそろえて機(はた)にかける。「二十五六の櫛巻の細君が、頻りにそれをへて居た」〈花袋・田舎教師〉
ヘルシンキ‐せんげん【ヘルシンキ宣言】
《「ヒトを対象とする医学研究の倫理的原則」の通称》1964年、フィンランドの首都ヘルシンキで開催された世界医師会の総会で採択された、臨床研究の倫理指針。時代の要請に応じて随時改訂される。被験者...
へん‐とつ【褊綴/褊裰】
褊衫(へんさん)と直裰(じきとつ)とを折衷した羽織のような僧衣。脇裾を15センチほど縫っていない。空也堂の鉢叩(はちたた)きが着たが、江戸時代には医師などが着用。へんてつ。
へん‐ぺん【翩翩】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 軽くひるがえるさま。「衣を—と翻して」〈谷崎・魔術師〉 2 軽々しく落ち着かないさま。「何うかして—たる軽薄才子になりたい」〈漱石・彼岸過迄〉
へん‐ろ【遍路】
祈願のために、四国の弘法大師の霊場八十八箇所などを巡り歩くこと。また、その人。「お—さん」《季 春》「道のべに阿波の—の墓あはれ/虚子」
ヘーシンク【Anthonius Geesink】
[1934〜2010]オランダの柔道選手。松本安市らに師事し、昭和39年(1964)の東京オリンピックで無差別級金メダルを獲得。引退後もカラー柔道着の導入を提唱したほか、柔道の世界的普及に努めた。
べい‐たいへいようぐん【米太平洋軍】
アメリカ大陸西岸からインド洋の大部分、および北極海と南氷洋の半分以上を管轄する、米国の統合軍の一つ。USPACOM(United States Pacific Command)。太平洋軍。アメリ...
べつ‐がん【別願】
仏語。仏・菩薩(ぼさつ)がそれぞれ独自の立場から立てた誓願。阿弥陀仏の四十八願、薬師仏の十二願など。諸仏に共通の四弘誓願(しぐぜいがん)を総願とよぶのに対していう。
ベツレヘム‐れいはいどう【ベツレヘム礼拝堂】
《Betlémská kaple》チェコの首都プラハ中心部、旧市街にある礼拝堂。14世紀末から15世紀初頭にかけて建造されたが、18世紀後半に取り壊された。20世紀半ばに、過去の記録に基づいてゴ...
べんじ‐た・てる【弁じ立てる】
[動タ下一]一方的に話をする。まくしたてる。「縁日の手品師の口調でべらべら—・てます」〈谷崎・幇間〉