ウィーンのカリオストロ
《原題、(ドイツ)Cagliostro in Wien》ヨハン=シュトラウス2世のオペレッタ。全3幕。1875年初演。ウィーンを舞台に詐欺師カリオストロが起こす騒動を描いた作品。劇中音楽の一部が...
ウィーンのつじおんがくし【ウィーンの辻音楽師】
⇒哀れな辻音楽師
ウェストン【Walter Weston】
[1861〜1940]英国の宣教師・登山家。明治21年(1888)イギリス国教会牧師として来日。布教のかたわら中部山岳地帯を踏査。著「日本アルプスの登山と探検」で日本アルプスの名を広め、日本にお...
ウェルナー‐しょうこうぐん【ウェルナー症候群】
《Werner's syndrome》ドイツの医師オットー=ウェルナーにより注目された早老現象を伴い皮膚萎縮を特徴とする疾患。思春期ごろ、身長の発育がとまり、脱毛や筋肉の萎縮、皮膚の乾燥などの症...
ウェークフィールドのぼくし【ウェークフィールドの牧師】
《原題The Vicar of Wakefield》ゴールドスミスの小説。1766年刊。主人公のプリムローズ牧師一家の経験する困難とそこからの回復を、ユーモアを交えて描く。
うおぜっきょう【魚説経】
狂言。大蔵流。和泉(いずみ)流は「魚説法」。漁師上がりの新参の僧が、説経を引き受けたができないので、魚の名をつづり合わせた説経をする。
魚(うお)は江湖(こうこ)に相忘(あいわす)る
《「荘子」大宗師から》魚が水の多い川や湖では水の存在を忘れて無心に遊泳しているように、何にもわずらわされず自然のままに悠々と生きることのたとえ。
うかび・でる【浮(か)び出る】
[動ダ下一] 1 水面に現れる。「浮きが—・でる」 2 隠れていた物事が表面に現れる。うかびあがる。「悔しさが表情に—・でる」 3 意識にのぼってくる。記憶がよみがえる。うかびあがる。「脳裏に恩...
うきよ‐え【浮世絵】
江戸時代の風俗、特に遊里・遊女・役者などを描いた絵。江戸の庶民層を基盤に隆盛した。肉筆画と木版画があり、特に版画は菱川師宣(ひしかわもろのぶ)に始まり、鈴木春信らによる多色刷りの錦絵(にしきえ)...
うけ‐ひ・く【承け引く】
[動カ五(四)]聞き入れる。承知する。同意する。承諾する。「禅師(ぜじ)様がわたくしの日ごろよりの心細い憂えをそこもとへお伝えなさいましたのを心よく御—・きくださいましたよし」〈堀辰雄・ほととぎす〉