ね‐ぐら【塒】
《「寝座(ねぐら)」の意》 1 鳥の寝る所。巣。とや。「—に帰る烏(からす)」 2 人の寝る場所。また、自分の家。「今夜の—を定める」
ねずみ‐じょうど【鼠浄土】
昔話の一。爺(じい)が落として転がった握り飯を追って穴へ入ると、鼠の国へ案内され、歓待されたうえに土産をもらって帰る。隣の爺がまねをして穴へ入り、猫の鳴き声をまねると穴が崩れて埋まってしまうとい...
ねん‐き【年期】
1年を単位として定めた期間。また、ある事をするように約束させられている期間。年季。「—と云うものがあって、二ヶ年居れば国に帰ると云う約束で」〈福沢・福翁自伝〉
ねんき‐むこ【年季婿】
一定の年限を約束して妻の家へ住み込んで働き、その務めを終えると妻を連れて自分の家に帰る婚姻形態。東北地方に近年まで存続していた習俗。その年限によって三年婿・五年婿などとよばれた。帰り婿。
のこ・す【残す/遺す】
[動サ五(四)] 1 あとにとどめておく。残るようにする。「放課後まで生徒を—・す」「メモを—・して帰る」 2 もとのままにしておく。「昔の面影を—・す」「武蔵野の自然を—・す地区」 3 全体の...
のざらしきこう【野ざらし紀行】
俳諧紀行。1巻。松尾芭蕉作。貞享2〜4年(1685〜1687)成立。貞享元年8月、江戸を出立して郷里伊賀から大和・美濃などを訪れ、翌年京都・尾張・甲斐などを経て4月江戸に帰るまでの紀行。甲子吟行...
のど‐か【長閑】
[形動][文][ナリ] 1 静かでのんびりとして落ち着いているさま。「—な正月気分」「—な口調」 2 空が晴れて、天候が穏やかなさま。うららかなさま。「—な小春日和」《季 春》「几巾(いか)白し...
は‐がえ【葉替へ】
草木の葉が生え替わること。「はし鷹のと帰る山の椎柴の—はすとも君はかへせじ」〈拾遺・雑恋〉
花(はな)は根(ね)に鳥(とり)は古巣(ふるす)に
花は木の根元に散り落ちて肥やしとなり、鳥は自分のねぐらに帰る。物事はみな、その本(もと)に帰ることのたとえ。
はや‐がえり【早帰り】
[名](スル)きまりの時刻より早く帰ること。「急用ができて—する」