かえり‐みち【帰り道/帰り路】
帰る途中の道。帰路。
かえり‐わた・る【帰り渡る】
[動ラ四]帰って行く。また、帰って来る。「夜明け果てぬれば、御かたがた—・り給ひぬ」〈源・初音〉
かえ・る【帰る/還る】
[動ラ五(四)]《「返る」と同語源》 1 自分の家や、もといた場所に戻る。「郷里へ—・る」「まもなく—・ってくる」 2 今いる場所を離れて去る。「客が—・る」 3 野球で、走者が本塁を踏んで得点...
かえる‐あした【帰る朝】
[連語]男が女に会って一夜を過ごしたのちに別れる翌朝。きぬぎぬ。「明けぬとて待つ宵よりも七夕は—やわびしかるらむ」〈宇津保・藤原の君〉
かえる‐かり【帰る雁】
[連語]春になって北へ帰る雁。行く雁。帰雁(きがん)。《季 春》「—きかぬ夜がちになりにけり/太祇」
かえる‐さ【帰るさ】
帰る時。帰りがけ。かえさ。「一昨夜(おとつい)の—」〈佐藤春夫・晶子曼陀羅〉 「われ行く—に見む」〈万・三七〇六〉
かえる‐やま【帰山】
福井県中部、南越前町から敦賀市へ通じる峠一帯の呼び名。[歌枕]「—ありとは聞けど春霞立ち別れなば恋しかるべし」〈古今・離別〉
き【帰〔歸〕】
[音]キ(呉)(漢) [訓]かえる かえす [学習漢字]2年 1 もとの所に戻る。かえる。「帰還・帰京・帰国・帰宅・帰路/回帰・不帰・復帰」 2 しかるべき所に落ち着く。「帰順・帰趨(きすう)・...
き‐いつ【帰一】
[名](スル)別々の事柄が、同一のものに帰着すること。「一つの真理に—する」
き‐え【帰依】
[名](スル)神仏や高僧を信じてその力にすがること。「三宝(さんぼう)に—する」