ちょう‐いわい【帳祝(い)】
正月11日(または4日)に商家で、その年に使う帳面を新たに綴じて祝うこと。帳祭り。帳とじ。《季 新年》
ちょう‐がい【帳外】
1 とばりの外。幕の外。 2 帳面に記入してないこと。「相宿の木まくらに結ぶ縁は出雲の—」〈滑・膝栗毛・六〉 3 ⇒帳外(ちょうはず)れ
ちょう‐けし【帳消し】
1 帳面に記載しておく必要がなくなって棒線で消すこと。棒引き。 2 金銭などの貸借関係が消滅すること。債務が消えること。棒引き。「借金を—にする」 3 互いに差し引いて、損得がなくなること。ある...
ちょう‐だんす【帳箪笥】
帳面や書類などを入れておく小型の箪笥。
ちょう‐つけ【帳付け】
《「ちょうづけ」とも》 1 金銭・物品の出納などを帳面に書きつけること。また、その係の人。「売り上げの—をする」 2 買った品物を帳面に書きつけておき、月末や節季に代金を支払うこと。つけ。「—に...
ちょう‐とじ【帳綴じ】
1 紙をとじて帳面を作ること。 2 紙をとじる穴をあける時に使用する錐(きり)。千枚通し。 3 「帳祝い」に同じ。
ちょう‐ない【帳内】
1 とばりのうち。几帳(きちょう)の内側。ちょうだい。 2 帳面に記入してある範囲。 3 律令制で、親王・内親王に与えられ、その護衛や雑役を務めた下級官吏。臣下に与えられる資人(しじん)とともに...
ちょう‐ぼ【帳簿】
金銭・物品の出納など、事務上の必要事項を記入するための帳面。「—をつける」
ちょうめん‐かた【帳面方】
1 帳面の記載や整理を受け持つ役。また、その人。 2 江戸幕府勘定奉行の一分課。諸国の代官などから送られてきた勘定帳の検査を任務とした。
ちょうめん‐づら【帳面面】
帳面に記された、表面上の事柄。表向きの計算・金額。ちょうづら。「—を合わせる」