こく‐ど【国帑】
《「帑」は、かねぐらの意》国家の財産。国財。「—常に不足勝ちなる時なれば」〈竜渓・経国美談〉
こく‐ねつ【酷熱】
非常に厳しい暑さ。「—の砂漠」
黒白(こくびゃく)の差(さ)
二つの物事が、非常に隔たっていること。天地の差。雲泥の差。
こ‐こう【虎口】
《恐ろしい虎の口の意》非常に危険な所、また、危険な状態のたとえ。危機。虎穴。「—を脱する」
虎口(ここう)の難(なん)
非常に危険な難儀。「ようやくにして—を脱する」
虎口(ここう)を脱(だっ)・する
非常に危険な状態から抜け出る。虎口を逃れる。
心地(ここち)無(な)・し
考えがあさはかである。思慮分別がない。「あないみじや。いかにしつる事どもぞ。常にかく—・き事どもをすること」〈宇津保・国譲上〉
ここ‐ら【幾許】
[副] 1 数量の多いさま。たくさん。多く。「—のおほやけ人に見せて恥を見せむ」〈竹取〉 2 程度のはなはだしいさま。たいへん。非常に。「立ち寄れば梅の花笠匂ふのもなほわび人は—濡れけり」〈宇津...
こころ‐え【心得】
1 理解していること。また、理解してとりはからうこと。「—のある処置」 2 常に心がけていなければならないこと。心構え。「日ごろの—がよくない」 3 技芸を身につけていること。たしなみ。「茶の湯...
心(こころ)掛(か)・く
1 心にとめる。念頭におく。「常に心をかけて、しるきさまなる文などやあると…探し給へど」〈源・宿木〉 2 異性に思いをかける。恋する。「—・けたるすき者ありけり」〈源・末摘花〉