れっ‐せい【劣生】
[代]一人称の人代名詞。男性が自分をへりくだっていう語。「—は深く貴銀行の内幕を熟知致し候故」〈魯庵・社会百面相〉
れんが‐し【連歌師】
1 連歌を専門に詠む人。連歌の宗匠。 2 江戸幕府の職名。寺社奉行の配下で、連歌のことをつかさどった。
れんが‐はじめ【連歌始め】
年中行事の一。室町・江戸両幕府が新年に催した連歌の会。室町幕府は正月19日、江戸幕府は初め正月20日、承応年間(1652〜1655)以後は同11日に行った。
れん‐しょ【連署】
[名](スル) 1 同一の書面に二人以上の者が署名すること。また、その署名。「正副委員長が—する」 2 鎌倉幕府の職名。執権を補佐し、幕府の公文書に執権とともに署判する重職。
れん‐じゅ【連衆】
《「れんじゅう」とも》 1 連歌・連句の会席に出て詠み合う人々。 2 江戸幕府で、連歌始めのとき、連歌師とともに出席した役。多くは神官・僧侶が任ぜられ、寺社奉行の支配下にあった。
れんたいのむすめ【連隊の娘】
《原題、(フランス)La fille du régiment》ドニゼッティ作曲のフランス語によるオペラ。全2幕。1840年初演。フランス軍の連隊で育てられた孤児の娘が、命の恩人である恋人と結ばれ...
ろうしこうぎ【老子講義】
幕末・明治の漢学者、根本通明の著書。明治35年(1902)刊行。
ろう‐しょく【老職】
1 幕府の大老や老中などの職。 2 諸大名の家老や中老などの職。
ろう‐じゅう【老中】
江戸幕府の最高の職名。将軍に直属して政務一般を総理した。ふつう、2万5千石以上の譜代大名の中から4、5名が選ばれ、月番制で政務の責任者となり実務を行った。宿老。執政。
ろうじゅう‐かく【老中格】
江戸幕府の職名。老中の定員外にあって、老中の資格で政務に携わった者。老中並。