おもて‐ゆうひつ【表右筆】
江戸幕府の職名。若年寄の下で幕府の通常の公文書の作成、日記の記入などにあたった。→奥右筆
おもの‐ぶぎょう【御物奉行】
室町幕府の職名。将軍参内のとき、衣冠・刀剣などを入れた唐櫃(からびつ)に添い従い、禁中では将軍の装束の着替えなどのことをつかさどった。唐櫃(からびつ)奉行。直廬役(じきろやく)。ごもつぶぎょう。...
オランダ‐ざか【オランダ坂】
長崎市南部にある、幕末以来の外国人居留地跡に残る石畳の坂。
オランダ‐しょうかん【オランダ商館】
江戸時代、日本に置かれたオランダ東インド会社の支店。慶長14年(1609)平戸に設置されたが、寛永18年(1641)長崎の出島に移転を命じられ、幕末に及んだ。
オランダ‐ふうせつがき【オランダ風説書】
江戸時代、オランダ商館長がまとめた海外事情の報告書。通詞が和訳して長崎奉行から幕府に提出した。
オラース【(フランス)Horace】
コルネイユの韻文悲劇。5幕。1640年初演。祖国愛と友情・恋愛の狭間で起こる悲劇を描く。
おりこう【織工】
《原題、(ドイツ)Die Weber》ハウプトマンの戯曲。5幕。1893年初演。シュレジエン地方の搾取に苦しむ織工たちの暴動事件を扱った社会劇。作者の自然主義時代の代表作。
お・りる【下りる/降りる】
[動ラ上一][文]お・る[ラ上二] 1 高い所から低い方へと移って、ある位置・場所に着く。上から下へ移動する。「山を—・りる」「木から—・りる」⇔あがる。 2 物が人の操作によって下の方へ移動す...
オリーはくしゃく【オリー伯爵】
《原題、(フランス)Le Comte Ory》ロッシーニのフランス語によるオペラ。全2幕。1828年、パリのオペラ座で初演。女好きの領主に恋人を見初められた小姓が領主をやり込めるまでを描いた喜劇。
オルレアンのしょうじょ【オルレアンの少女】
《原題、(ドイツ)Die Jungfrau von Orleans》シラーの戯曲。5幕の悲劇。1801年初演。百年戦争時代、フランスで救国の聖少女といわれたジャンヌ=ダルクを題材とする。