ひお‐の‐つかい【氷魚の使】
平安時代、9月から12月まで、山城国宇治・近江(おうみ)国田上の両地から奉る氷魚を受け取るために朝廷が派遣した使者。
ひ‐おり【引折/日折】
平安時代、内裏の馬場で5月5日に左近衛(さこんえ)の舎人(とねり)、翌日には右近衛の舎人が競馬・騎射をしたこと。また、その日。
ひがし‐の‐きょう【東の京】
平城京・平安京などで、中央の大通り朱雀大路より東方の地。左京。
ひがしのとういん‐どおり【東洞院通り】
京都市街地を南北に走る道路の呼び名。北の丸太町通りから南のJR東海道本線北に至る。全長約3.5キロ。平安京の東洞院大路にあたる。
ひがしやま‐ごぶんこ【東山御文庫】
京都御所にある文庫。歴代天皇の宸翰(しんかん)類や古記録など、平安時代以降皇室に伝わる典籍を所蔵。宮内庁の所管。東山文庫。
ひきひと‐まい【侏儒舞】
平安時代の猿楽(さるがく)の一種。小人の舞踊。ひきまい。
ひきめ‐かぎばな【引目鉤鼻】
平安・鎌倉時代の作り絵や大和絵などで、特に貴族の男女の顔貌表現に用いられた技法。微妙な調子をつけた細い線で表した目、「く」の字形の鼻、ふっくらとした顔の輪郭などを特徴とする。源氏物語絵巻などが典型。
ひき‐わけ【引(き)分け】
1 勝負事で、決着がつかず、双方勝ち負けなしとして終えること。「試合を—に持ち込む」 2 平安時代、陰暦8月の駒牽(こまひき)の際に、諸国から奉った馬を院・東宮などに分けて与えること。
ひ‐ぎょう【非業】
平安時代、諸国の博士・医師のうち、式部省の試験に合格せず、博士の推挙なしに任用された者。
ひぎょう‐しゃ【飛香舎】
平安京内裏五舎の一。清涼殿の西北方にあり、中宮や女御(にょうご)の住まい。庭に藤を植えてあったので藤壺(ふじつぼ)ともいう。