おおみや‐どおり【大宮通り】
京都市街地を南北に貫く幹線道路の呼び名。通りの南に西本願寺・東寺がある。途中二条城で中断。全長約10キロ。平安京の大宮大路にあたる。
おおや‐の‐せきぶつ【大谷の石仏】
宇都宮市大谷町の天台宗大谷寺にある磨崖仏(まがいぶつ)。千手観音・阿弥陀三尊像などで、多くは平安時代、一部は鎌倉初期の作とされる。
おかし
平安時代、「もののあわれ」と並ぶ美的理念の一。枕草子の主調美で、知的興味をそそられる感覚的、直観的な明るい情趣。室町時代以降は、こっけいの意で用いられ、狂言・俳諧・狂歌などの笑いの文学の底流とな...
おさ‐め【長女/専領】
平安時代、雑用などにあたった下級の女官。一説に、その女官頭とも、下級の老女のことともいう。
おしこうじ‐どおり【押小路通り】
京都市街地を東西に走る道路の呼び名。御池通り北側の小路で、東の木屋町通りから西の千本通りに至る。全長約2.6キロ。平安京の押小路にあたる。
おちくぼものがたり【落窪物語】
平安時代の物語。4巻。作者不詳。源氏物語よりもやや早い成立か。中納言忠頼の娘が、継母にいじめられて落窪の間に押し込められるが、左近少将道頼に迎えられ、中納言一家も栄える。継子いじめという陰湿な主...
おとぎ‐ぞうし【御伽草子】
室町時代から江戸初期にかけて作られた短編物語の総称。平安時代の物語文学から仮名草子に続くもので、空想的・教訓的な童話風の作品が多い。また、特に江戸中期、享保(1716〜1736)のころ、大坂の渋...
おとこ‐え【男絵】
1 平安時代、女絵(おんなえ)に対して使われた語。その意味ははっきりしないが、一説に、彩色の絵、また専門絵師の絵ともいう。「—など、絵師恥づかしうかかせ給ふ」〈栄花・根合〉 2 男の姿を描いた絵...
おとこ‐ぐるま【男車】
平安時代、男の乗り物とされていた牛車(ぎっしゃ)。「一条より詣づる道に、—二つばかりひきたてて」〈更級〉
おとこ‐づかい【男使ひ】
平安時代、平野神社・春日神社・大原野神社などの祭りに派遣された男の勅使。→女使ひ「はじめて平野祭に—たてし時」〈拾遺・賀・詞書〉