おんまえ‐どおり【御前通り】
京都市街地西部を南北に走る道路の呼び名。北野天満宮前をまっすぐ南下し、九条通りの南まで伸びる。全長約7.2キロ。平安京の西大宮大路にあたる。
おんみょうじ【陰陽師】
夢枕獏の小説、また同作を第1作とする歴史伝奇小説のシリーズ名。平安時代の実在の陰陽師、安倍晴明を主人公とする。シリーズ第1作となる「玄象といふ琵琶鬼のために盗らるること」は、昭和61年(1986...
おんめい‐もん【陰明門】
平安京内裏の内郭十二門の一。西面中央にあった。右兵衛の陣。いんめいもん。
おんよう‐どう【陰陽道】
中国伝来の陰陽五行説に基づき、天文・暦数・卜筮(ぼくぜい)などの知識を用いて吉凶・禍福を占う方術。朝廷は早くからこれを採用、陰陽寮を設け、平安時代には全盛を極めた。おんみょうどう。
おん‐る【遠流】
古代の律に定めた三流(さんる)の一。流罪(るざい)のうち最も重いもの。平安時代には、伊豆・安房(あわ)・常陸(ひたち)・佐渡・隠岐(おき)・土佐など、都を遠く離れた土地に流した。えんる。→近流(...
かい‐あわせ【貝合(わ)せ】
1 平安時代の物合わせの一。左右二組に分かれ、種々の貝を出し合い、その珍しさ、美しさなどを競う遊び。 2 平安末期から行われた遊び。360個のハマグリの貝殻を数人に配り、左貝(出し貝)・右貝(地...
かい‐こう【開闔】
《「かいごう」とも》 1 開くことと閉じること。「—往来しばらくもやまぬ景色の妙(たえ)なるを賞玩(しょうがん)した」〈蘆花・思出の記〉 2 平安時代の朝廷の記録所・御書所・和歌所・文殿などの職...
かいしょう‐もん【会昌門】
平安京大内裏の朝堂院の中門。南面し、朝堂院正門の応天門に相対する。
かいはつ‐りょうしゅ【開発領主】
未墾地を開発してその土地の所有者となった者。平安中期以後、中央の社寺・貴族に土地を寄進し、その支配権を保留して荘官となる者が多かった。かいほつりょうしゅ。
かえ‐どの【柏殿】
平安時代、朱雀院(すざくいん)にあった皇后の御所。