天(てん)は人(ひと)の上(うえ)に人(ひと)を造(つく)らず人(ひと)の下(した)に人(ひと)を造(つく)らず
生来、人間は平等であり、貴賤・貧富の差別は初めからあるものではない。 [補説]福沢諭吉「学問のすゝめ」から。
てんぷ‐じんけん【天賦人権】
天がすべての人に対して平等に、分かち与えた権利。
てんぷじんけん‐ろん【天賦人権論】
人間は生まれながらにして自由・平等であり、幸福を追求する権利があるという思想。ルソーやミルをはじめとするフランスやイギリスの啓蒙思想家あるいは自然法学者らによって主張された。明治維新後、日本に紹...
ディー‐ピー‐アイ【DPI】
《Disabled Peoples' International》障害者インターナショナル。国際障害者年の1981年に結成された障害者自身による国際組織。障害者の社会参加と平等の実現をめざす。本...
とう【等】
[音]トウ(呉)(漢) [訓]ひとしい ら など [学習漢字]3年 1 でこぼこがなくそろっている。ひとしい。「等価・等分/均等・対等・同等・平等(びょうどう)・不等式」 2 順序。段階。クラス...
とういつ‐がっこう【統一学校】
支配階級・庶民階級の別による学校制度を排し、教育の機会均等の要求からすべての国民が平等な教育を受けられるような学校制度。19世紀末以降の欧州、特にドイツ・フランスにおける改革の原則となった。
とう‐がく【等覚】
仏語。 1 《諸仏の覚悟は平等一如であるところから》仏のこと。 2 修行が満ちて、正覚(しょうがく)の仏と等しくなった位。菩薩(ぼさつ)の最高位。等正覚。
とう‐しょうがく【等正覚】
仏語。 1 生死の迷いを去って、いっさいの真理を正しく平等に悟ること。仏の悟り。三藐三菩提(さんみゃくさんぼだい)。正等正覚。正等覚。 2 仏の悟りを得た者の尊称。三藐三仏陀。正等覚者。 3 真...
とうどうしんでん【統道真伝】
江戸中期の思想書。5巻。安藤昌益著。宝暦2年(1752)ごろ成立。差別のない平等な世を理想とし、儒教・仏教を批判した。「自然真営道」と並ぶ昌益の代表的著作。
どう‐じん【同仁】
差別なく、ひろく平等に愛すること。「一視—」