のぎくのはか【野菊の墓】
伊藤左千夫の処女小説。明治39年(1906)発表。江戸川のほとりを舞台に、旧家の息子政夫と、二つ年上のいとこ民子の淡い恋を描く。
のやまごくそうもんしょう【野山獄相聞抄】
古川薫による歴史小説。野山獄に幽閉されていた吉田松陰と、年上の女囚高須久子の交情を描く。昭和53年(1978)発表。同作を表題作とする小説集は昭和56年(1981)に刊行。昭和61年(1986)...
はく【伯】
[常用漢字] [音]ハク(漢) [訓]かみ 1 頭に立つ者。諸侯の長。「侯伯・方伯」 2 神。「河伯・風伯」 3 兄弟の序列で、最年長者。「伯兄・伯仲」 4 父・母の年上のきょうだい。「伯父(は...
ひめ‐ぎみ【姫君】
1 貴人の娘を敬っていう語。 2 貴人の、年上のほうの娘を敬っていう語。「—はらうらうじく…。若君はおほどかに」〈源・橋姫〉
ベッセル‐ねん【ベッセル年】
《Besselian year》平均太陽の赤経が18時40分に達した瞬間を年初とする回帰年。長さは1太陽年に等しい。暦年上の長さは閏(うるう)年のため一定でなく、天体の位置推算上不便なので、ドイ...
まなづる【真鶴】
志賀直哉の短編小説。大正9年(1920)発表。恋と知らず年上の女性に惹かれる少年の心理を描く。 川上弘美の長編小説。「文学界」誌に平成17年(2005)から平成18年(2006)にかけて連載...
も・てる【持てる】
[動タ下一]《持つことができる意の「も(持)てる」から》 1 保たれる。維持される。「座が—・てない」 2 人気がある。人から好意をもたれ、よい扱いをうける。「年上の女性に—・てる」
もん【悶】
もだえること。煩悶。「酒をもて—を解(げ)すという年上の友」〈啄木・忘れがたき人々〉
よ・ぶ【呼ぶ/喚ぶ】
[動バ五(四)] 1 相手に向かって声をあげて名前などを言う。「『おい』と—・ぶ」「—・んでも答えがない」 2 声をあげてこちらに来させる。「助けを—・ぶ」「食事だと母が—・んでいる」 3 客と...
ろう‐けい【老兄】
1 年をとった兄。 2 手紙などで、年上の友人を敬っていう語。