とし‐の‐よわい【年の齢】
年齢。とし。「若き人のかたちにつけて、—に慎ましきことなきが」〈紫式部日記〉
とし‐の‐わたり【年の渡り】
1 1年の間。「玉葛(かづら)絶えぬものからさ寝(ぬ)らくは—にただ一夜のみ」〈万・二〇七八〉 2 年に一度、彦星が天の川を渡って織女と会うこと。「天の川—の秋かけてさやかになりぬ夏の夜の闇」〈...
とし‐は【年端/年歯】
年齢のほど。年齢。としのは。「—のいかない子」
年(とし)は争(あらそ)え◦ない
老年になると、からだの衰えには勝てない。また、いくら若く見えても、年を取っていることは隠せない。「こんな古い映画を知っているようでは—◦ないね」
とし‐はっけ【年八卦】
年齢や干支(えと)によって占う1年間の吉凶。また、その刷り物。江戸時代、正月に高声で売り歩いた。
としは‐づき【年端月】
陰暦正月の異称。
とし‐ばい【年延い】
[名・形動ナリ] 1 「としばえ」に同じ。「ちゃうどお前の—で、格好もそのまま」〈浄・冥途の飛脚〉 2 年齢にふさわしい思慮分別があること。また、そのさま。「徳兵衛殿はこなたかと、—なる仁体なり...
とし‐ばえ【年延え】
年のほど。年かっこう。年ごろ。「恋もなされた御—と」〈露伴・新浦島〉
としひさ‐に【年久に】
[副]ながい年月。年久しく。「—纈(ゆはた)の帯をとりしでて神にぞまつる妹(いも)に逢はんと」〈夫木・三三〉
とし‐び【年日】
生まれた年の干支(えと)と同じ干支の日。当日は灸治(きゅうじ)などを避けるとされる。