う【憂】
《形容詞「う(憂)し」の語幹》つらいこと。憂いこと。「とりとむる物にしあらねば年月をあはれあな—と過ぐしつるかな」〈古今・雑上〉 [補説]多く、「あなう」「こころう」などの形で用いられる。
ウィチタ【Wichita】
米国カンザス州南部の都市。同州最大の規模をもつ。鉄道、幹線道路が通じる交通の要地。周辺に豊かな農地が広がり、農畜産物の集散地として発展。食品加工業、石油精製業、航空機産業が盛ん。
ウィントシグナル‐でんたつ【Wntシグナル伝達】
Wnt(ウィント)という糖たんぱく質が作用することで、細胞の増殖や分化を制御するシグナル伝達機構。細胞内において三つのシグナル伝達機構があり、胚発生のほか、がん幹細胞の発生・増殖に関与することが...
ウェルウィッチア【(ラテン)Welwitschia】
ウェルウィッチア科の裸子植物。一属一種で、アフリカ南西部の砂漠地帯に分布。雌雄異株。2、3メートルの長大な葉を広げる。幹は短く肥大、花は球状につく。1860年、植物学者フリードリヒ=ウェルウィッ...
ウォドンガ【Wodonga】
オーストラリア、ビクトリア州北東部の都市。ニューサウスウェールズ州との州境となるマレー川沿いに位置し、対岸のオルベリーと双子都市を形成。メルボルンやシドニーとは鉄道・幹線道路で結ばれ、食品加工業...
うき‐あが・る【浮(き)上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 水中から水面に現れ出る。「難破船が—・る」 2 空中に持ち上がる。今までついていた地面などとの間にすきまができる。「気球が—・る」「地震で土台が—・る」 3 周囲から遊離し...
うこぎ【五加/五加木】
ウコギ科の落葉低木。幹には鋭いとげがあり、葉は5枚の小葉からなる手のひら状の複葉。雌雄異株。初夏、黄緑色の小花が散形に集まってつく。実は熟すと黒い。中国の原産。根皮を干したものを漢方で五加皮(ご...
うし【大人】
1 学者や師匠を敬っていう語。先生。たいじん。「県居(あがたい)の—(=賀茂真淵)」「与謝野の—(=与謝野鉄幹)」 2 領主、また、主人や貴人の尊称。「瑞歯別皇子(みつはわけのすめみこ)、太子に...
うし‐うま【牛馬】
1 牛と馬。ぎゅうば。 2 盂蘭盆(うらぼん)に精霊棚に供える、ナスとキュウリに麻幹(おがら)で足を付けて牛と馬に見立てたもの。精霊馬(しょうりょううま)。 3 馬の一品種。体毛がきわめて少なく...
うそ‐さむ【うそ寒】
《形容詞「うそさむい」の語幹から》 1 なんとなく感じる寒さ。「—の宵」 2 秋になってなんとなく感じる冷気。そぞろ寒。《季 秋》「—をかこち合ひつつ話しゆく/虚子」