あさ・う【浅ふ】
[動ハ下二] 1 身分、地位が低い状態にある。「まだ位なども—・へたる程を」〈源・竹河〉 2 考えが不十分な状態にある。あさはかである。「さやうに—・へたる事は、かへりて軽々しきもどかしさなども...
アラベスク【(フランス)arabesque】
1 アラビア風の装飾模様。文字・蔓草(つるくさ)・幾何学図形などを図案化したもの。唐草模様。 2 装飾的、幻想的な内容の楽曲。 3 クラシックバレエの基本体勢の一。右手を斜め上に、左手を斜め下に...
アルコール‐ちゅうどく【アルコール中毒】
多量の飲酒から生じるエチルアルコールの中毒。急性はアルコール飲料を一時に多量に飲んだときに起こり、人事不省、糞尿(ふんにょう)の失禁、いびき、瞳孔(どうこう)散大などを呈し、死亡することもある。...
あん‐こう【暗窖】
暗い洞窟(どうくつ)。「何者か—の中へ降りていったのであろう」〈漱石・幻影の盾〉
い‐かえ・す【射返す】
[動サ五(四)] 1 敵が射かけてきたのに応じて、こちらからも射る。応射する。「敵陣に向かって—・す」 2 光を照り返す。反射する。「二つの甲(かぶと)が、月下に躍る細鱗の如く秋の日を—・す」〈...
いけ‐もの【生け物/活け物】
《生かしてあるものの意》 1 生け花。「『この店を見さしませ』『はて、好い—』」〈狂言記・酢薑〉 2 「生け作り1」に同じ。「鯉の洗ひも—に」〈伎・音聞浅間幻灯画〉
イドラ【(ラテン)idola】
《幻像の意》フランシス=ベーコンの用語。正しい認識を妨げる偏見や先入観。
いもい【斎/忌】
1 精進潔斎。物忌み。「御正日(おしゃうにち)には、上下の人々、皆—して」〈源・幻〉 2 精進料理。「—の御鉢まゐるべきを」〈源・若菜下〉
いもせやまおんなていきん【妹背山婦女庭訓】
浄瑠璃。時代物。五段。近松半二らの合作。明和8年(1771)大坂竹本座初演。大化の改新を背景に、大和地方の伝説を織り込んだ、雄大で幻想的な作品。「山の段(吉野川)」が有名。
イリュージョン【illusion】
1 幻影。幻想。 2 錯覚。特に、芸術作品における意識的な錯覚。 3 奇術・手品の公演で、大がかりな舞台装置や演出を組み入れたもの。