わか【若】
《形容詞「若い」の語幹から》 1 少年。「—に似合ひたる職なり」〈申楽談儀〉 2 若君。若子。主に身分の高い家の幼い男児をいう。「今ははや二人の—をぞ儲(まう)けける」〈浄・出世景清〉 3 (他...
わかきげいじゅつかのしょうぞう【若き芸術家の肖像】
《原題A Portrait of the Artist as a Young Man》ジョイスの小説。1916年刊。著者自身を思わせる主人公スティーブン=ディーダラスの、幼年期から文学を志す青年...
わか‐ぎみ【若君】
1 年の若い主君。幼君。 2 貴人の子弟を敬っていう語。「知りと知りたる人、法師に至るまで、—の御喜び聞こえに聞こえにと」〈かげろふ・中〉 3 貴人の姉妹のうち、妹を敬っていう語。「姫君に琵琶、...
わか‐ご【若子/若児】
幼い子。おさなご。みどりご。「陰(ひそ)に—星川の皇子(みこ)に」〈清寧紀〉
わかし
ブリの幼魚。
わか‐との【若殿】
1 貴人の跡取り息子の敬称。⇔大殿(おおとの)。 2 幼い主君の敬称。わかぎみ。
わか‐な【若名】
若い時の名。幼名。「われわれ年も半ばふけ、—にてもいかがに候」〈咄・醒睡笑・二〉
わかな‐ご【若魚子】
ブリの幼魚。
わか‐ばえ【若生え】
新しく出た芽。若芽。ひこばえ。幼児のたとえにもいう。「年を経て待ちつる松の—に嬉しくあへる春のみどり子」〈栄花・わかばえ〉
わか‐みや【若宮】
1 幼少の皇子。また、皇族の子。 2 将軍の子の僭称(せんしょう)。 3 本宮の祭神の子を祭った神社。 4 本宮の祭神の分霊を新たに勧請(かんじょう)した神社。新宮(しんぐう)。